今!よみがえる吉野川伝承  2014年

◆大淀町◆吉野川<川開き>まつり◆

奈良県吉野郡大淀町下淵370番地
鈴ヶ森公園・行者堂

suzukakenomori1@yahoo.co.jp

桜鮎

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ブログ

  満天に輝く星たちのささやき・・・星あかりの足元に、蛍舞う季節となりました。

大阪から京都から、電車でほんの1,2時間、吉野には、私達の心のふるさと・大自然が息づいています。

仕事が早く終わった夕べ、空に輝き始めた星を追いかけてみませんか?

終着駅吉野に向かう近鉄吉野線の車窓に流れる山里の風情を楽しみながら、星に近づいてゆく、密かな心の旅。

思い立った時に、誰でも一人ですぐに行ける、そんな小さな小さな3~4時間くらいの心の旅の楽しみはいかがでしょうか?


♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦すずかけの森ライブコンサートより♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

◆旅する友へ・あきら◆♫NHKちょっといい旅BGM♫

あきら・君の中に住んでいる旅人が   

あきら・君を見知らぬ土地へと誘うのか

あきら・とおくても聞こえてくるささやきに

あきら・君の心はふるえだす子供のように

  ひとつふたつと輝きはじめた 星に両手を差し出してごらん

  きっと誰かが、きっと何かが 君に答えてくれるはず

あきら・俺たちは住んでいる素晴らしい吉野に 

あきら・僕たちのふるさと、一番星に近い場所

あきら・僕たちは忘れない輝き続けること

あきら・君と僕、そして彼、そしてあの子達

  ひとつ、ふたつと輝き始めた星に両手を差し出してごらん

  きっと何かがきっと誰かが、君に答えてくれるはず

あきら・君は今 丘の上 光る風になれ 

あきら、時の流れを過去から未来へと飛び回れ、

あきら・歌ってよさすらう旅人の子守唄 

あきら・教えてよ、さまよう僕たちの行先を

  ひとつふたつと輝き始めた 星に両手を差し出してごらん

  きっと誰かが、きっと何かが君に答えてくれるはず

    ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦作詞・作曲 綿鍋伊久男

 


 6月1日の川開きが終わると、初夏の暑さを癒す川遊びのシーズンが開幕!時代の流れとともに季節の移ろいも変わりましたが、今年の夏は、ぜひ、吉野川の辺りで過ごすひとときをお楽しみください♪

 すずかけの森から見下ろす吉野川・・・この川の流れに沿って、源流へ、源流へと歩を進めると、そこには、緑あふれるいくつもの渓谷が広がっています。

 暑い夏のある日、アウトドア仲間から「渓流釣りにゆこう!」というお誘いを受けて、奥山の涼やかな木陰で優雅に釣り糸を垂れるひとときを連想したある森ガールは、初めて渓流釣りなるものに同行しました。

 吉野川の流れを車で遡ること1時間余り・・・

山稜が朝の光に縁どられ始める早朝、仲間達はまだ夜の闇に閉ざされた渓谷へと道なき道をかき分けて歩を進め始めました。崖を下り、迸る水流を身に受けながら渓流を渡り、ロープを頼りに滝をまき登ってゆく行程は、想像していた「渓流釣り」という優雅な響きとは全く違って、限りなく沢登りに近いアウトドアシーンとの遭遇でした。時折、「熊に注意」とかかれた朽ちかけた立札も。

 渓流を遡ること4時間程、川辺に寝転んだ森ガールの目に、この世で見たことのない野生の渓谷の世界が広がりました。

 瀬音立ち込める2メートルくらいの川幅の渓流の川面の上の空中には、小さな虫たちが薄絹のような帯を成して飛び交っていました。そして、あちこちで響く水音に視線を向けると、その虫たちを食べるアマゴが川面から跳ね上がっているのです。

 私達が街で過ごしている最中の時間にも、今日も、同じ地球の、決して遠くない場所で、続いてゆく芳醇なる大自然の営み。

私達の目の前を流れる川は、そんな原生の営みの渓谷に繋がっていることに、思いを馳せながら。

 

♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦すずかけの森ライブコンサートより♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

◆真珠の渓谷◆

今年の夏、森を流れる 川のほとりで遊んでみた

君と僕、流れを見てたね 優しい風が、

体を吹きかけぬけた

ahh

澄み切った流れに手をつけてはしゃいでる君をみてたら

ahh

わすれかけてた何かがよみがえってくるよなそんな気分になる

hahh

You are my best friend, best of my
life

この川の流れに沿って
広がる緑の世界がある

それはまるで
この世のパラダイス
光輝く真珠の渓谷

ahh

飛んでゆく鳥の空をとぶ羽ばたきが僕らに伝わるほど

きらめいた空気に
あふれているパラダイス

君を連れてゆきたい

hahh

you are my best frend

best of my life

澄み切った流れに手をつけてはしゃいでる君を見てたら

hahh

君の瞳に映る素晴らしいこの谷が変わらないように

ahh 願いを込めながら 僕たち歌ったよ今年の夏

   ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦作詞・作曲 綿鍋伊久男


 ようこそ吉野へ!

そこにはダイナミックでスピリチュアルな大自然の世界が広がっています!

♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦すずかけの森ライブコンサートから♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

神々の森

   神々が住むと言う この山の奥深く 

   僕たちは歩いてた 雨あがりの和佐又の森

君が吹く口笛に 小鳥たちが応えてる 楽園にようこそと

   君の名を呼んでみる 雲が切れ光が射す 

   僕たちは探してた 天界へと続く道

人が言う楽園が この世界にあるのなら 僕たちは、今、楽園の森

   風が舞う雲が流れる 僕は口ずさむ君もハーモニー

   霧の中そびえ立つ 古いトチノキに顔をつけてみる

全ての答えがそこにある 全ての答えがそこにある

       ♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦作詞・作曲 綿鍋伊久男



川開きと柿の葉すしの伝承

2014年05月31日 00:22

おばあちやん

  まごにおしえる

    柿の葉で

       塩味のきいた

          さばのおしずし

              詠み人・松田 渡dr.


 吉野川の夕暮れに、明日燈花会の灯りがともる頃、この地方に伝わる伝承がよみがえります。

物語は、明日31日・4時から始まる前夜祭でのお楽しみに・・・


海伝承

2014年05月24日 21:02

 古えの人々は、海に聖なるイメージを抱いていたと伝えられています。

沖縄のニライカナイの伝承のように、また、柳田國男が示唆する「日本神話」の「根の国」伝承のように、この国には、海の彼方から聖なるものが来るという言い伝えがあります。

 鈴ヶ森・行者堂の中央に鎮座されている役行者さまの石像も、尼崎の海からお上がりになり、いにしえの時代に尼崎錫杖組の人々の肩に担がれてこの地に奉納されたと伝承されています。

 また、鈴ヶ森から見下ろす大川淀にも汐が湧く・ここを掘れば温泉が出ると、明治の時代を生きた古老から伝え聞いたことがありました。

 吉野川各地に汐が湧くという伝承があります・・・吉野川沿いには多くの温泉が湧いています。海とは遠く離れた山奥に湧くその温泉のひとつには入之波温泉という名前がつけられています。鈴ヶ森にも、数年前まで、その汐を利用した大淀温泉がありました。

 古の人々にとって、吉野川は、遥か彼方の海に繋がる汐の湧く川であった・・・・・・吉野川の豊かな清流に、人々が海の神性を感じていた遠い古に思いを馳せるひと時・・・

 本日から開催されているあらかし土曜講座「世界遺産・吉野の自然と文化」の第一回「吉野に残る『海の伝承』(講師・吉野歴史館館長 池田淳先生)の、大いなる吉野に息づく、海の伝承のロマンあふれるご公演に寄せて・・・

(あらかし土曜講座ー世界遺産・吉野の自然と文化ーのご案内は、ニュース欄に掲載させて頂きます。)

 

花筏・渡し舟

2014年05月23日 21:24

日本の三大美林と讃えられてきた吉野の山々から切り出された檜や杉の丸太は、かつて、筏に組まれて吉野川を下っていた時代がありました。大峯大台山系の雪溶け水を集めた澄みきった吉野川の清流を下る筏に、南風に舞い上がる川岸の桜花が散りかかる光景の美しさはえも言われぬ春の風物詩であったと伝え聞きます。

また、橋がかけられる前の、大淀町には、奥吉野へと吉野川を渡る4つの渡し船がありました。瀬も多い吉野川ですが、大淀町の川淀には、六田の「柳の渡し」、越部には「椿の渡し」、桧垣本に「檜の渡し」、そして、鈴ケ森には「欅の渡し」と呼ばれる渡し舟が運行されていました。

昭和40年代、忘れられかけていた鈴ヶ森の「欅の渡し」が再現されたことがありました。当時、鈴ヶ森の対岸に、アウトドアブームの魁となるバンガローとテント等キャンプ用品を備えた「吉野川レジャーランド」というレジャー施設が創られ、京阪神からキャンプを楽しみに来られる多くの観光客の方々を昔懐かしい渡し舟で、鈴ヶ森から対岸へとご案内していたのです。

ところが、昔より水量が減った吉野川の大川淀は、当時は流れが強く、従来の渡し舟では対岸に渡そうとしても、なかなか目指す対岸に流れを渡れず、下流に流されてしまいました。そこで、両岸の川辺の樹木にロープを張って、船頭さんがそのロープを両手で辿って対岸まで渡し舟を渡すという新しい形の渡し舟が登場しました。川辺で遊んでいた子供たちが、ゆらりゆらりと川を渡る渡し舟に乗せてもらうと、それはそれは、さながらゆりかごに乗っているかのような心地よい風情が楽しめましたが、川の流れを横切る為に、自らの剛力を頼りとした船頭さん達のご苦労は如何ばかりだったことかと思われます。

時は過ぎ時代は流れ、花筏も渡し舟も、今は、遠い昔の伝承の彼方に浮かんでいます。




鮎供養

2014年05月23日 00:10

 「み吉野の吉野の鮎 鮎こそは 島傍も良き」・・・古事記に詠まれた吉野川を象徴する「鮎」ですが、その鮎も、古き時代から、吉野川流域で暮らしてきた人々のみならず、古の都人達にとっても最上級の食材であったことでしょう。

 この地球の生態系の頂点にある私達人間の生命は、日々、他の生命を殺戮することによって維持されています。自然界の動植物のいのちを頂いて食し栄養とすることで、自身の生命を繋いでいます。

 現代社会では、この自然界の中に生きている私達の生命の摂理を直接目にする機会はめったになくなりました。だけど、「生命」という問題を沈思熟考する時、自分が生きるということは、日々、他の生命の殺戮を繰り返し続けることで成り立っていることや、生きる為のこの悲しみを感じる感受性を持っていることに、私達は、気がつきます。

 動植物への供養は、自然との協調の中に生きている生命観を表す「鎮魂の民俗」と言われます。この地に伝わる「鮎供養」は、吉野川の鮎を象徴として、生命の大切さと生命の尊厳への敬意と思いを込めることで、私達を人間存在の根源への思索へと誘い、自然の中に在る生命の原点に回帰する機会を与えてくれる伝統行事です。

 一方で、人間もまた、誰にでもいつか必ず生命の終わりが訪れます。その時がいつ来るかは誰にも分からないことを、私達は、常日頃忘れて生きています。スピリチュアル・ケアという概念が今、医療や心理・介護の分野での重要課題となっています。

 自然や生命について考える機会がこれほど無くなった現代社会の中で、「自然界の中に存在する生命の原点への想い」、そして、「生命という存在の不確かさを自覚しながら、如何に生きるべきかという思索」を取り戻す機会が、こうした伝統民俗行事の中には宿っているのです。

 この地球上の自然という大いなる営みの中で生かされている様々な生命の繋がりを実感することで癒される悲しさがある・・・そして、未来に向かって生かされてゆく私達の生命が描き出す素晴らしい夢が見えてくることを祈りながら・・・ 

 いのちのこと、地球のこと・考えてみませんか?

「桜鮎」の伝承

2014年05月18日 00:01

 ほんの少し昔、吉野川の鮎は、「桜鮎」と呼ばれていました。

 昭和40年頃、多くの太公望で賑わう川辺で、ハイジャコという魚の釣り遊びをしていた子供達が、鮎の友釣りをする太公望さんに「桜鮎」を見せてもらったことがありました。

「ほうら、顔に桜の模様があるだろう。」

 その時、子供達が見た鮎には、頬のあたりにちょうど桜色をした花びらのような形の美しい斑があったのです。

「吉野川で生まれた吉野の鮎には、この桜の花びらの模様があるんだよ。これが吉野川にしかいない桜鮎なんだよ。」

 それからいつの間にか半世紀程の時が流れ、子供たちは大人になりました。そして、時代の変化とともに、「桜鮎」という言葉も聞かなくなりました。当たり前のように見ていた吉野川を遡上する鮎の姿ももう見ることがなくなりました。

 だけど、「桜鮎」は、川で遊んだ時代の人々のふるさとの思い出の中に今も生きています。そして、いつかまた、私達大人が子供達に、

「ほうら、これが、吉野川の桜鮎だよ。」

と、誇らしげに見せて教えてあげることが出来る未来が来ることを祈ります。


 

 


初ブログ

2014年04月24日 17:44

本日よりブログを始めました。いろいろな情報をアップデートしていくのでお見逃しなく。RSS フィード でブログのアップデート状況を確認できます。