今!よみがえる吉野川伝承  2014年

◆大淀町◆吉野川<川開き>まつり◆

奈良県吉野郡大淀町下淵370番地
鈴ヶ森公園・行者堂

suzukakenomori1@yahoo.co.jp

来年への継続について

2014年06月09日 23:05

奥吉野で行われている「行者祭り」観光ファンの方から、「大淀町でも『行者祭り』が観られるのですか?次回の予定は?」というお問い合わせを頂きました。

仰るとおり、皆様の真心あふれるご協力により、大淀町でも、今年も「世界遺産吉野」のフロントタウン・大淀町の特色豊かな「行者祭り」を体験することができました。

吉野川<川開き>まつりの6月1日の大祭は、『行者祭り』という名称で続いてきた古えの時代から681年という長い歴史を有するお祭りと伝えられています。世界遺産吉野への旅立ちの地を現代に伝える「大峯奥駆けの一之行場の碑」が、鈴ヶ森行者堂の脇に立っています。この行者堂は、元々、大淀町で一番目に文化財指定された石塚遺跡付近に建っていたものが、交通網の発達とともに「大淀古道」が荒廃状態となったことから、交通至便な鈴ヶ森に移転されました。

時代の流れとともに、日本古来の自然信仰とアウトドアの元祖的?な行者講という存在は、各地で衰退・消滅状態にあると言われる昨今、大和下渕行者講も、たった2名のご老齢の行者さんを残すのみとなり、お祭りの準備や開催も危ぶまれる状態に至っておりましたが、おかげさまで、今回は各地から、26名もの行者さんが集まって下さり、無事盛大な「行者祭り」を開催することができました。

大淀町や吉野の観光的視点からも、これからの発展的イベントとなってゆくことが期待されますが、イベント構成の殆どを皆様のご好意や真心によるボランティア協力に頼るには限界があるのが現実です。私達の共同体である大淀町行政との協力体制を充実した今後の展開の方向性が期待されます。

来年への展望や、予定が決まり次第、こちらのホームページで、大淀町で実感できる「世界遺産吉野の行者祭り」のお知らせも発信させて頂きます。

お問い合わせ・ご教示に心より感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。